10月15日、美命の会所にて
2つの流派を一度に体験できる「茶の湯講座」を行います。
「茶の湯」についての想いとあれこれ、、
ちょっと長いですが、しばしお付き合いください。
私たちが「お茶」と言っている「茶の湯」について、
その本当の魅力、
戦国時代の武将たちがなぜ「茶の湯」にハマったのか、、
私はまだまだ理解できていません。そしてこの疑問は、
大学で日本文化を学ぼうと思ったきっかけのひとつでもあります。
現代の茶の湯の源流は「わび茶」です。
「わび茶」とは、それまでの「茶の湯」に、
「不完全の美こそ美しい」という新しい美意識と
「わびの精神」「禅の心」・・・、
つまりは「心」と「精神性」を統合させたもので、
その礎をつくったのが、村田珠光です。
珠光から武野紹鴎、千利休へと受け継がれ、
利休が「わび茶」を大成させました。
では、珠光前の「茶の湯」は? というと・・・
居間に、自慢の唐物の茶道具を飾り、花を生け、
そこで茶を点て、時に芸能を演じ、
その居間の前には美しい庭が広がっている・・・。
「書院の茶の湯」と称されるこの「茶の湯」は、
「わび茶」とは対極の、とても華やかなものでした。
こうやってそれぞれの茶室の様子を想像し比べてみると、
私は、利休が大成させた狭くて暗い「わび茶」の世界より、
珠光前の、広くて華やかな「書院の茶の湯」のほうが好き! (笑)
と思うのは、
まだまだ「茶の湯の精神」を理解できていないということ。
日本の伝統文化のなかで、
「茶の湯」を、「茶の湯」の精神を理解することは、
私にとっては難題です。
だから、、「茶の湯講座」!
さらには、「2つの流派を同時に体験できるお茶会」を。
いろんな角度から茶の湯を学びたい、そう思って企画しました。
1日で2流派の茶の湯を学べる、
他では体験できない貴重な講座&お稽古です。
流派のひとつは武者小路千家、もうひとつは大和流。
なぜこの2つの流派なのか?
・・・つづきは、次回!
◆茶の湯-2つの流派を同時に体験-◆
日本人ならば一度は体験しておきたい茶の湯。
盃(日本酒)と八寸(海のもの、山のもの)をいただいたあとに
お菓子を食べ、お茶をいただく。実際にお茶を点ててみる・・・。
堅苦しくなく、足のしびれないお茶会形式の茶の湯講座です。
2流派ご参加いただく方には、間にランチタイムをとっていただきます。
※おすすめの美味しいお店をご案内します!
日時:10月15日(土)
武者小路千家/10:30~12:00
大和流 /13:30~15:00
会費:1流派 8,000円/2流派お申込の場合は14,000円
教え人:
武者小路千家茶道/家元直門相伝教授 有吉守聖
大和流/教授 水野宋礼
お申込は会所のお問い合わせフォーム、
または info@mikotonokaisho.jp、
もしくは佐々木まで直接どうぞ!