美命の会所

美命は果たして骨董に昇華できるか?

古物商の許可を得ながらも、
プロの古物商たちが出入りするところで仕入をするのは抵抗があり、
経験を積むまでは、しかるべき方からのルートで仕入れたい。
なので、最近は、
「蔵を持っているお宅ご存知でいたらご紹介して」
「古い家の建て替えをしようとしている方をご存知でしたらご紹介して」
と、ことあるごとにお声がけしています(笑)。

そんなとき、ご紹介いただいた、
すてきな骨董をたくさんお持ちで、
月に1回ホームセールをされているという奈良県のとあるお宅まで
うかがってきました。車で!
(早朝4時に出たら休憩2回入れても6時間で行けました)。



ため息がでるほどすてきなお宅で、
ご夫妻のあたたかく美しいおもてなしのなか、
すばらしい骨董をたくさん手にとらせていただき、
さらに、骨董のいろはについてもたくさん学ばせいただきました。

私が足を踏み入れてよい世界なのかどうか? 
そんな疑問が生じたのも事実ですが(笑)、
道具でありながらも、
こうしてその美と価値が何百年にもわたって受け継がれ、
暮らしのなかで息づいている・・・。
そのことにあらためて感動したと同時に、
美命の器は果たしてそんな存在になれるのか? 
なれたらいいなと思いながら、奈良を後に・・・。

美命は果たして骨董まで昇華できるのか?
それを見届けることはできませんが、
それを目標に、つくっていきます!