美命の会所

背筋が伸びる言葉「折り目を正す」

昨日、何かのサイトを見ていたら、
「折り目正しい」という言葉が目に入りました。

そういえば、この言葉も、最近は聞かない口にしない、ですね。

着物の折り目から来ている言葉で
礼儀正しい、立ち居振る舞いや態度がきちんとしている、
という意味。

あらためて、礼儀正しい、態度がきちんとしているってどういう人?
と考えてみると・・・

挨拶ができる人
目上の人には敬語を使える人
TPOをわきまえる人
玄関の靴を揃える人
公の場で迷惑になることや人が不快に思うことはしない人
お客さんの立場でもありがとうが言える人
人混みでうっかり人にぶつかったらごめんなさいが言える人

もっとあると思いますが、今思いつくのはこんな感じです。
こうしてみると、どれも当たり前のこと。

着物の折り目のあっちとこっち、
あっちは「公」でこっちは「私」、
または、
あっちは「身」でこっちは「心」、
いずれにせよ、その折り目で身を正す・・・

この言葉もまた、深くて素敵です。
それに、
礼儀正しくしなさい、と言われるより
折り目を正しなさい、と言われた方が、
背筋が伸びる気がしませんか?
私だけ??

復活したい言葉、また見つけました。