カラスと蛇の攻防、カラスに襲われている蛇に思わず肩入れをし(笑)、
ご飯がもらえるとわかっているカモやサギたちが決まった時間にやってきて、
窓の外でじっと待つ様子に愛犬・タローを思い出し(笑)・・・
高瀬川に生きる命たちの姿に一喜一憂する毎日です。
その高瀬川は、今から約400年前に、物資輸送の運河として開削されたのですが、
その大工事に私財(約150億円)を投じ指揮したのが、
戦国時代に生き「京の豪商」「海運の父」と言われた
角倉了以(すみのくらりょうい)さん。
5月18日の金曜日、
その子孫・角倉吾郎さんにお話しをうかがう講座を開催したのですが、
そこで私はすっかり角倉了以さんのファンになってしまいました。
計画・準備に2年以上の時間をかけるものの、
工事は半年足らずの短期間で仕上げる技術と人材の統率力や、
船の通行料によって資金回収するシステムを導入し、
150億円を7年で回収するという経営力に長けた人でありながら、
彼の事業訓は「共生、挑戦、慈悲」。
とくに、己の利益だけを追求してはならない、
双方にとって利益になることでなければしてはならない、
といった「共生」の精神に感動(本当はもっときちんとした文章で資料が残されていますが)。
いまこそ求められているリーダー像であり、
もっともっと注目されていい方だと思いました。
それにしても、今日も高瀬川は木漏れ日できらきら光り、
ギャラリーには気持ちいい風が吹いています。