2025年5月31日は旧暦の端午の節供。
これから迎える本格的な夏に向けて、
薬(薬草)を送り合っていたのがそもそものルーツ(くすだま=薬玉の語源でもある)。
菖蒲が端午の節供のアイテムにあるのは、
古代の人は、強い香りは魔を寄せ付けない、
と考えていたから(節分にいわしを軒先に飾るもの同じ理由)。
食中毒、熱中症・・・
注意しなくてはいけない夏の病は古代も現代も同じ。
暮らしの行事の根本にあるのは
「節目に身体と心を整える」。
これは、時代を超えた、不変で必要なこと。
だから今に続いている。
だから今も大切にしたい。
ちなみに、男の子の節供になったのは、
鎌倉時代・武士の世になってから。
人の営みが時代をつくる。と考えれば、
伝統や風習が変化するのも当然。おもしろいね。
端午の節供を祝うテーブルも明日でおしまいです。


