「日舞」「いけばな」のお稽古をしてみて強く思ったこと

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計4回開催した「浴衣で日舞」が7月13日に一旦、無事終了しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
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浴衣を着る。
着物を身につけた時の歩く、立つ、座る、おじぎをする、の所作を習う。
日舞の基本型を踊ってみる。

盛りだくさんでしたが中身の濃い充実したお稽古でした。
このお稽古を通じて、
日本の文化を知る、学ぶ、体験することこそ、
グローバルな日本人になるためにいちばん必要で大事なことではないかと
あらためて痛感しました。

「レゲエは僕の国のダンス。なんでキミはレゲエ踊るの?
レゲエでなく、日本のダンスを踊ってみせよ」

文化交流で来日していたアフリカ人がそこにいた日本人に言った言葉(だそう)。

こう言われて、日本のダンスを踊れる人はほぼいないでしょう。
踊るどころか、日本のダンスの存在すらも知らないかもしれません。

本当のグローバルな人間とは、外国人にこう問われたときに、
たとえ踊れなかったとしても、日本には日本舞踊というダンスがあって、
それは神に捧げる踊りがルーツで、いまは・・・・
と語ることができる人だと思うのです。

現在の日本において、多くの高校では、世界史と日本史の授業は選択制だそう。
日本舞踊は、日本固有の、日本にしかない踊りなのに、
授業科目に取り入れられたダンスのなかにはない・・・。

茶の湯、いけばな、香道はそもそも「おもてなし」を形にしたもの。
「おもてなし」のルーツを知らずして
「お・も・て・な・し」を語ってよいんだろうか?

日舞、そしていけばなのお稽古を通して、
こんなことを考えさせられました。

そして、あらためて、自国の文化を知り、身につけたら、
世界で生きて行く武器になる! これこそが武器になる!
ということもつくづく思いました。

知らなかったことはこれから知ればいい。
もっと知りたい学びたい、と思う日本の文化を、
一人でも多くの方と一緒に学び体験していきたい。
それがたとえ、ききかじりでも、
知らないままでいるよりはずっといい!

「会所で利き稽古」は続けます! 続けねば!
と意を新たにしています。
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