リーデルから考察する日本の器のカタチ

今回も最高に楽しく面白かった、高山先生の歳時記講座番外編。

250年前、江戸中期に生まれたリーデル社が、
品種ごとに違うワインを最高に美味しく飲むためのグラス開発を始めたのは50年ほど前。
でもでも、400年以上前から、日本の器はその理屈が当てはまるようにできているのです。

ワインの味と香りがグラスの形状でいかに違うか、
リーデルのグラスでワインを飲むところからスタート。
その違い、その屈がわかれば、それはどんな器にも当てはめることができる、
と言う、ワインにも精通している高山先生ならでは。

例えば、酒器の平盃と猪口。茶道の平茶碗(夏用)と筒茶碗(冬用)。
茶漬け用の奈良茶碗と蒸し物用の蒸茶碗。
酒のクオリティ、使う季節、食べやすさ、
そしてもっとも美味しく飲め食べられる形状になっているのです。

茶漬けの正しい食べ方、キムチが誕生したのは秀吉の朝鮮攻め後、
手塩皿の意味やねずみの語源、公的な遊郭ではない場所を岡場所と言う、などなど、
脱線話もまた面白く。


今日のお茶菓子は、友人にお願いして作っていただいた、
ねずみの練り切り。甲子(きのえね)の今日にふさわしく(実は偶然。狙ってませんでした・笑)、
それまた春から縁起がいいや、でした・笑。

次回は2月18日(火)14時から。
テーマは「上巳の節句」。
ネット検索では出てこない、高山先生ならではのお話満載の講座、
ご興味ありましたらぜひご参加ください。
一緒に学びましょう。

日時 2月18日(火)14:00〜16:30
会費 5000円

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