恥ずかしながら、私はこれまで、
いけばなを習ったり体験したことが一度もありませんでした。
できるだけ花のある暮らしを心がけたいと、
たとえ1本だけでも、家のなかには花を飾るようにしているのですが、
そのいけ方は、あくまでも自己流。
感性でなんとなるだろう、形がさまになっていればいいやと、
花をいける、ということをどこかで安易に考えていたからです。
でも、昨年から大学で日本文化を学ぶようになって、
中世の文化や人の交流の場である「会所」や「寄り合い」には、
茶道具、香合、そして花が、まるで三種の神器のごとく、
必ずしつらえられていて、その進化系が、
いまの茶の湯やいけばなであることを知り、
いけばなを学びたいと思うようになりました。
しかも、その大学で出会った学友たちは
日舞やお茶の師範など、プロフェッショナルな方たちが多く、
草月流師範 松尾尚子さん(柳竹先生)もそのひとり。
これはもはや偶然ではないと思い、
いけばなを、美命の会所での利き稽古のひとつに組み入れることにしたのです。
実際にお稽古をしてみて、私、驚きました。
本数、長さ、角度には計算式からなるルールがあり、
それは、
シンメトリーではないのに
どの角度からでも美しく見えるようにと計算されたルール。
そして実際にやってみると、これが難しい。
でも、いけている時は「無」になれて、とても気持ちいい。
20代30代のころ、
書のお稽古に夢中になっていたころと同じ感覚を味わえました。
初夏のころからはじめたいけばなのお稽古ですが、
今回は「お月見」をテーマにお稽古します。
9月15日は十五夜、10月13日は十三夜。
十五夜には間に合いませんが、十三夜には、ススキをすてきにいけたいなあと
思っています。ススキをいけるって、けっこう難しいですからね。
ちなみ私がいけたすすきはこれ↓
まったくもってイケてません。
松尾先生にいけ直していただいたのがこれ↓
秋の月が見えるような風情を感じます。
いけばなのお稽古日は、平日と土曜日、どちらか選択いただけるよう、
2日間もうけています。
今月は、
9月30日(金)11:00〜13:00
または
10月1日(土)14:00〜16:00
ご都合のいい日をお選びください。
いけばなの歴史、流派ごとの特徴、そして歳時記・・・と、
まずは座学から、が美命の会所のお稽古の特徴です。
座学(約20分)
↓
基本花型を実践
↓
自由花を実践
↓
ティータイム
こんな流れで毎回行っています。
美命の会所で一緒にいけばなのお稽古、しませんか。
◆◆1日だけの 歳時記いけばな◆◆
日時:9月30日(金)11:00〜13:00
10月1日(土)14:00〜16:00
※内容は両日同じです。どちらかをお選びください。
会費:6,000円(別途花材2000円前後)
教え人:草月流師範 松尾柳竹
ご参加ご希望の方は、美命の会所HPの問い合わせフォーム、または
佐々木の携帯(090−2638−6596)までご連絡ください。