今日は節分です。
節分というと立春前の2月3日だけ、と思われている方もいるかもしれませんが、
実はあと3回、立夏、立秋、立冬の前と、年に4回あります。
それなのに、今日2月3日の節分が豆まき行事とともにいまに浸透しているのは、
二十四節気でいうと立春はお正月、その前日の大晦日。
4つの節分のなかでもこの日は特別だったんですね。
節分は季節を分けることを意味するもので、
邪気払い、厄落としをして禊をする日。
「ま(魔)」=鬼(隠いん→おぬ→おに)の「め(目)に生命力のある大豆を投げて魔を「め(滅)」っする・・・
ということから「まめ」をまく風習が生まれたようです。
豆まきは、家長または年男、年女が家の鬼門からスタートして玄関へ、
玄関から外へ、が正しいお作法のようです。
ちなみに、吉方位に向かって海苔巻(恵方巻き)を食べるのは、
大阪のある限られたエリアの風習で、
海苔巻をカットせずそのままかぶりつくのは、遊郭の遊び、という説も。
この写真は、先日の「室礼講座」で、講師の水野れい子先生がしつらえたもの。
ひいらぎのトゲで鬼の目を射り、いわしの臭いで鬼を払う。
ふたつの升に大豆を入れて「ますます(升升)繁盛(は(半升)」を願う!
縁起担ぎは、こんな語呂合わせから生まれたものがたくさんあり、
日本語って深くて面白いなあとつくづく思います。
さて、今日は海苔巻を食べて、家の中を少しきれにして、
明日の新年を迎えたいと思います。
次回の室礼講座のテーマは「上巳の節句(桃の節句)」。
室礼講座は午後14時からですが、
午前中はお茶(大和流)のお稽古もあります。
毎回両方参加される方、
どちらかだけ参加される方、
それぞれいらっしゃいます。
日時 2月17日(土) お茶 11:00〜12:00
室礼 14:00〜16:00
会費 お茶 8,000 円
室礼 5,000 円(材料別〜3,000円)
両方お申し込みの場合は、11,000円(室礼の材料費別途)
●教え人 水野れい子(大和流師範、小笠原礼法師範)
ご参加ご希望の方は、
https://mikotonokaisho.jp/contact/から
または佐々木の携帯090-2638-6596までお願いします。