インドネシアの古都・ジョグジャカルタの旅へ

2月28日から4泊5日で、インドネシアの古都・ジョグジャカルタを旅しました。

この街は、北の聖なる山、中央の王宮、南の海を一直線に結ぶ

「天地人」の思想に基づいて造られた都市。

山の天の力、海の母性、その間に立つ王と民。自然と人を調和させる宇宙観は、

日本の自然崇拝や陰陽思想ともどこか響き合い、以前から訪れてみたかった場所のひとつでした。

ラマダンの時期でもあり、通訳の方は昼食をとらず、時々祈りへ…その姿もまた、この土地の日常。

宮廷で王妃と謁見!

現在も王が暮らす、ジョグジャカルタ特別州パクアラマン宮廷へ行き、

10世王のお妃・パクアラマン王妃と謁見し、宮廷に伝わるバティックの文様について、

王妃ご自身から直接伺うというあり得ない機会をいただきました。

バティックは蝋で布を防染し染め上げる技法で、ジャワ王国時代から宮廷文化に根ざして発展した伝統工芸。

宇宙や自然、人の生き方を象徴して神々をモチーフにした宮廷文様を復活させ、

現在もバティック制作に関わり、この伝統を守られているのが王妃!

王妃のお話しから、日本と共通することもたくさん感じ、

文様は「祈りを着ること」であり

「宇宙とつながる」意味を持っていることをあらためて確信できた、

とてもとても意義深く感動の体験でした。

ジョグジャカルタは平和の街という意味。平和と書いた色紙と、

それを飾る帯で作った軸をプレゼントしたらとても喜んでくださいました。

ジョグジャカルタはイスラム教。でも

2つの世界遺産遺跡はヒンドゥー教と仏教・・なぜ?

ジョグジャカルタにある世界遺産のひとつ、ボロブドゥールは世界最大級の仏教遺跡、

もうひとつのブランバナンは世界で一番高いヒンドゥー教遺跡。

でも、現ジョグジャカルタはほぼイスラム教。なぜ? 

15世紀にイスラム教が伝来し、それまでの仏教やヒンドゥー教と融合し、

独自のイスラム教が形成され、いまに。

このふたつの世界遺産は、地震などの自然災害と、

盗難などの人災により1800年代に崩壊するも、

人の叡智と力で復元され、修復作業はいまも続いています。

どちらも、人々の圧倒的な信仰と祈りが深く刻まれ、

滝の汗をかくほど暑くなければ、あれほど雨に打たれなければ、そしてもっと時間があれば、

1日中居たいと思う壮大で圧巻の遺跡でした。

古代から、人は世界を行き来し混じり合い、文化や宗教をつくってきた。

文化をつくるのも守るのも人。それはこれからも、、と思いたいけど、果たして?

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