お月見は縄文時代から続く儀式!?

今日9月21日は十五夜、仲秋の名月。しかも満月! 8年ぶりだそう。

このお月見の風習(儀式)、実は縄文時代から続いているんです。

御伽衆(おとぎしゅう)明美美命(あけみのみこと←御伽衆ネーム)がちょっと語ります・笑。

稲作がまだ伝わっていない、山や海のものを採取して暮らしていた縄文時時代の人々は、

食べ物に困らないようにと、

主食のひとつだったであろう里芋のようなものをお供えして、

月に祈りを捧げていた、というのが起源と言われています。

なぜ月?

カレンダーのない時代は、月が暦そのもの!

月の動きで、時間や季節を読み取っていた古代の人にとって、

月は、いつどんな食べ物が採取できるかを知る重要な手がかりでした。

だから彼らにとって、月は、今の私たち以上に畏敬の存在だったのだと思います。

ではなぜ仲秋? 十五夜? 

秋は、山のものがたくさん採取できる季節。

旧暦では、7月8月9月が秋で、8月は秋の真ん中(だから仲秋)。

十五夜が満月とは限らないので、古代の人たちは、

満月を重視したのか、十五夜を重視したのかはわかりませんが、

満月に祈ることが重要だったのではないかと私は推察します。

稲作を行なうようになった弥生時代以降は、

お米で里芋の形にしてお供えするようになり、やがていまの丸いお団子に。

稲穂の代わりにすすきを飾り、十五夜のお月見は収穫祈念祭へ、

そのうんと後に、収穫感謝祭として十三夜のお月見の風習が生まれ、

現代のお月見へと少しずつ変化して今に。

1万年以上続いたといわれる縄文時代から21世紀の現代へ、

形は変わっても、こうして連綿と繋がってきたお月見は、

神への願いと感謝の祈りと同じように尊い風習・・いえ、儀式だったのだと思います。

私自身、本来の意味をちゃんと理解したのはつい最近ですが、

昔も今もこうして、多くの日本人が同じ日に月を眺めたり、

お団子を食べたりすすきを飾ったりと、お月見を楽しんできた・・・。

ちょっと可笑しくて、でもなんだかいいなあと思います・笑。

これからもこうしてお月見ができますように。

それにしても、今夜のお月さまは雲の上かも。

みんなで空に向かって「フー」ってしたら、雲晴れたりしないかな? 

1億人の日本人が一斉にしたら雲を蹴散らせそうな気がする・・・笑。

よかったらシェアしてください。
  • URLをコピーしました!