美命の会所

かっこいい日本人になりましょ

人と人間は違う・・・という話から始まった5月28日のオンライン歳時記講座。
9名の方に参加協力いただきトライアル。
1時間半の講座でしたが、ご参加いただいたみなさまからは、

「高山先生のお話は奥が深くて面白い」
「オンライン講座もいいものだなあと感じました」
「泉のように湧き出る先生の興味深いお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていました」
「いつも豊かな内容、今回も目から鱗でした」
「素晴らしい内容でした」

これまでと変わらない嬉しい感想をいただき、安堵。
オンライン講座の構築に自信がつきました。

テーマは「夏越の祓え」。
大和語の「ハレとケ」の「ケ」は、人間が生きていくベースを作っている日常のこと。
その「ケ」が枯れ、生命力が弱まることを「穢れ」と言う。

「ケ」が枯れる=穢れ。

大晦日の「大祓え」と
6月30日の「夏越の祓え」に私たちが祓うものは、身についた穢れ。
でも、他の命をいただき命をつなげている限り、穢れからは逃れらない。
そこでお祓い。毎日お祓いをすることはでいないから、
1年に2回、お祓いをし、リセットして生きていきましょう、
というのが「夏越の祓え」の意味であり目的。

でも、基本穢れは落とせないから、
母の胎内をイメージする茅(ちがや)の輪を潜ることで、
穢れをなすりつけ、もう一度生まれ直す(=リセット)・・・。

海や川に身を浸すのも、実は、禊=生まれ直す行為。
お葬式に参列後、家に入る前に(海を凝縮した)塩を振るのは、
海に入って穢れを落とし生まれ変わる代替え行為。

私たちは、日常の中で、意味やルーツを知らなくても、
日本の文化や習わしをなんとなく継承しています。
でも、ちゃんとルーツや意味を知っている方が、
日本人としてかっこいいと思うのです。やはり。

美命の会所 オンライン講座にご期待ください!