注連縄(しめなわ)は神さまへのメッセージ

12月15日からお正月準備がはじまりますが、
実はいま、会所では、
出雲の稲藁で編んだ注連縄(しめなわ)を急遽販売しています。
出雲の方に特別に編んでいただいた、どこにもない注連縄です(限定30個!)。
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この注連縄は少し大きく。長さが85センチあります。
玄関先に飾る松飾りや門松の横、できれば左側に飾ります。

無限を意味する丸の輪(円相)から、3本の稲藁が出ています。
その中央は天照大神の位置で「食」を、
左は氏神の位置で「衣」を、
右は信仰神の位置で「住」を表し、
豊穣を意味します。

ところで、そもそも注連縄とはなんでしょう?

注連縄は、神さまの領域との結界を意味するものです。
お正月、注連縄を飾るのは、ここは年神さまをお迎えるのにふさわしい
神聖な場所ですよ、だからどうか神さま、安心していらしてください、
という神さまへのメッセージでもあるのです。

日本の最高峰の神さまのいる伊勢や出雲の稲藁でつくった注連縄を飾るというのは、
年神さまへの最高のおもてなしでもあります。

とてもシンプルな注連縄ですが、ここには、
神さまへの思いが詰まっているのです。

今年、注連縄を飾るのに良い日は、
12月24(土)の日没後から、25日(月)の午前中です。
ただ、そのころはまだクリスマス。クリスマス飾りと一緒に飾るのは
どうも違和感ある、という方は、12月28日までに飾るとよいそうです。

注連縄は、1月7日(松の内)までは外せません。
1月7日の日の出から、
火祭りの行事である左義長(さぎちょう/別名どんと焼き)の
15日(14日の日没後以降)の間までに、氏神さまに納めます。

どうしても氏神さまに行けない方は、奉書(なければ白い紙)にくるんで、
他のゴミとは混ぜず、家庭ゴミの日に出します。
この処分の仕方は、注連縄に限らず、松飾りやお札、お守りなども同じです。

この出雲の注連縄の料金は、送料込みで5000円です。

ところで、
神さまを「待つ(松)」、神さまを「祀る(松る)」ことから、
「松」は神さまを意味し、
「松の内」は、神さまと一緒に過ごす時間。
だから、
お正月に松を飾り、1月1日から7日までを松の内と言うのだとか。

歳時記講座で学んだお正月のしきたりは、まだまだたくさんあります。
次回またお話しさせていただきますね。

その歳時記講座、
2018年も継続して隔月で(奇数月)行います。
2018年の最初の歳時記講座は
1月14日(土)14時からです。
テーマは「易暦の読み方と器の数え方」です。

口につける箸は1膳、菜箸など口につけない箸は1組、
これが正しい箸の数え方。
器の数え方、実は知っているようで知らないことが
たくさんありそうです。
ご興味ある方、ぜひ一緒に学びましょう。

注連縄の購入ご希望、または、歳時記講座の参加ご希望の方は
こちらに返信いただくか、
美命の会所HP の問い合わせフォームよりお申込みください。
よろしくお願いいたします。

今年もあと2週間足らず・・・。
寒さ忙しさが加速する時期、
風邪やノロウィルスも流行っています。
くれぐれもご自愛くださいね。

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